JR北海道の廃止路線・廃線候補が10路線13区間に!【続報】

 

JR北海道が廃止路線、廃線候補としている区間が10路線13区間で、

最大で12路線15区間になる可能性があることが判明しました。

 

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以前の記事でご紹介したように、当初は輸送密度500人未満の7路線8区間のみが

廃止の対象になると思われました。

 

ところがその後のJR北海道の深刻な経営状況や2016年の台風被害などが重なり、

輸送密度を2300人未満の路線を廃止の候補としたようです。

 

その上で、函館線の長万部-小樽間(輸送密度675人)と室蘭線の室蘭-東室蘭間

(同1342人)を除外。

 

前者は北海道新幹線の兼ね合いで、後者は営業キロが少なく赤字幅も少ないことが

理由と見られます。

 

現時点で廃線の候補となった路線と区間は以下のとおりです。

 

JR北海道の廃止路線・廃線候補が10路線13区間に!

 

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(廃止を検討している区間)

 

路線名 区間 営業キロ 輸送密度
札沼線 北海道医療大学-新十津川 47.6 79
石勝線 新夕張-夕張 16.1 118
根室線 富良野-新得 81.7 152
留萌線 深川-留萌 50.1 183

 

 廃止を検討している上記の4路線4区間のうち、石勝線の新夕張-夕張間に

関しましては既に自治体との協議で廃止の合意を取りつけています。

 

他の路線に関しましては、札沼線の月形町や留萌線の深川市などが

廃止に猛反発をしていますが、将来的に廃線を回避するのは困難な状況と

なっています。

 

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(単独維持困難区間)

 

路線名 区間 営業キロ 輸送密度
日高線 苫小牧-鵡川 146.5 298
日高線 鵡川-様似 同上 同上
宗谷線 名寄-稚内 183.2 403
根室線 根室-釧路 135.4 449
根室線 滝川-富良野 54.6 488
室蘭線 沼ノ端-岩見沢 67 500
釧網線 東釧路-網走 166.2 513
石北線 新旭川-網走 234 1141
富良野線 富良野-旭川 54.8 1477

 

JR北海道の単独維持困難区間としては、7路線9区間が挙げられました。

 

今後は関連自治体と「上下分離方式」を軸に協議がなされる模様です。

 

上下分離方式とはJR側が鉄道の運行に専念し、駅などの施設の運営は

自治体に任せるというもの。

 

とは言え、たとえば宗谷線に関しては年間25,4億円、石北線に至っては

35,8億円もの赤字となっております。

 

上下分離方式をとったとしてもこれらの赤字額が抜本的に改善されるわけではなく、

こちらの路線や区間に関しても将来的に維持できるか微妙となっています。

 

また自治体への負担も大きいことから、かなりの課題もあるようです。

 

ただし、宗谷線、釧網線、日高線、根室線は営業キロ数も100キロを超えており、

沿線住民に与える影響も少なくはないことから、慎重な協議が進められていくものと

考えられます。

 

これらの路線に加え、下記の路線と区間も協議の対象となる可能性があります。

 

宗谷線 旭川-名寄間 76.2キロ 1571人(輸送密度)

根室線 帯広-釧路間 128.3キロ 2266人(輸送密度)

 

つまり最大12路線15区間が、将来的に廃止の対象になる可能性があります。

 

またこれだけの路線を廃止してしまえば、残るのは函館本線、室蘭本線、

千歳線、石勝線の南千歳-新得間、根室本線の新得-帯広間、海峡線、

北海道新幹線のみのわずか7路線のみとなります。

 

JRの民営化が進んだ1980年代後半に多くの赤字路線が廃止されましたが、

JR北海道の経営の深刻化にしたがって、近時も廃線が加速しています。

 

20145月に江差線が、201612月に留萌線の増毛-留萌間が廃止されています。

 

かなりの経営危機に見舞われているJR北海道ですから、将来的には抜本的な経営改善

のための大幅な廃線は避けられない見通しです。

 

今後の動向にも注目です。

 

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