JR北海道の廃止打診17駅一覧2016
JR北海道は1日平均乗車人数が1人以下の46駅
(廃止が決まっている留萌線の5駅を含めば51駅)の
廃止の方向性が明らかになりましたが、
2016年中に廃止を打診した駅が少なくとも
5路線17駅に上ることが判明しました。
しかも抜本的な経営の改善が必要なJR北海道は、他の数駅にも
廃止を打診しているものとみられ、今後は増えていくことが予想されます。
【廃止打診17駅一覧】
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駅名 | 路線 | 自治体 |
---|---|---|
下沼 | 宗谷線 | 幌延町 |
南幌延 | 宗谷線 | 幌延町 |
糠南 | 宗谷線 | 幌延町 |
歌内 | 宗谷線 | 中川町 |
筬島 | 宗谷線 | 音威子府村 |
南美深 | 宗谷線 | 美深町 |
北星 | 宗谷線 | 名寄市 |
五十石 | 釧網線 | 標茶町 |
島ノ下 | 根室線 | 富良野市 |
東鹿越 | 根室線 | 南富良野町 |
稲士別 | 根室線 | 幕別町 |
美々 | 千歳線 | 千歳市 |
蕨岱 | 函館線 | 長万部町 |
北豊津 | 函館線 | 長万部町 |
桂川 | 函館線 | 森町 |
姫川 | 函館線 | 森町 |
東山 | 函館線 | 森町 |
2016年度中に廃止を打診された17駅はすべて無人駅ですが、
函館線の蕨岱と北豊津に関しては、1日の平均乗車人数が10人以下
の駅です。
これら17駅のうち、蕨岱、北豊津、千歳線の美々は自治体も廃止を
容認しており、近いうちに廃駅となります。
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また宗谷線の南美深につきましては、美深町が駅の維持管理費を負担することで
存続させる意向です。
JR北海道は経営状態の改善を図るため、JRは列車の運行のみに専念し、
駅や鉄道施設の運営は管轄自治体に任せる上下分離方式の導入も検討しており、
自治体が維持管理費をどこまで負担できるかも今後の焦点になりそうです。
2016年3月には鷲ノ巣(函館線)、小幌(室蘭線)、東追分、十三里(石勝線)、
花咲(根室線)、上白滝、旧白滝、下白滝、金華(石北線)の各駅が廃止されました。
また先般、JR北海道が46駅もの今後の廃止対象となる駅を明らかにしました。
JR北海道の経営状態に鑑みれば、来年度以降も路線自体の廃止も含め、
廃駅へのスピードは加速しそうです。
もちろん沿線自治体の強い反発もあるでしょうが、自治体も軒並み人口減
などによる財政難に陥っていることから、大幅な廃駅は避けられそうにもない
見通しです。
【廃止打診駅に関する動画】
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